ビーストマン・アーミーのゴールはコア枠の基盤となるユニットですが、6版まではアンゴルと混合でユニットを組み、射撃に対する盾としてアンゴルを使い、接近戦ではゴールが躍り出るという一風変わったユニットでした。現在ではアンゴルは25mmベースから20mmベースに変更されて、別のユニットになっています。


 そのため基本的にコア枠はゴルかアンゴルで埋めるわけですが、ゴルはビーストマン・獣人たちの中ではやや使える一般兵程度の存在で、決して主力と言える部隊ではありません。

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 しかし、彼等には他の兵には見られない“らしい”特徴があります。その最大のものが「獣人の待ち伏せ」です。
「獣人の待ち伏せ」はゴル(アンゴル)の部隊1つにつき、同数以下の待ち伏せ隊(別働隊)を編成出来ます。この待ち伏せ隊は初期配置では配置されず、1ターン目の味方移動フェイズよりランダムに戦場に登場します。

1D6をして、
 1    敵を見失う 敵プレーヤーが指定した戦場の端から登場する。
 2~3 今だ登場せず
 4    プレーヤーから見て左の戦場の端から登場
 5    プレーヤーから見て右の戦場の端から登場
 6    背後を含むプレーヤーが望む戦場の端から登場

隊列を組んだランク歩兵を敵陣深くに登場させられる夢のような部隊です。

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 当然本隊を2つ準備すれば、別働隊も2つ使えるわけで、別働隊になるからといって追加ポイントもなく、装備も本隊に合わせる必要もありません。

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 今回は本隊はある程度の耐久力が必要なので、手堅いハンドウエポン+シールドで40体準備し、別働隊は攻撃重視の二刀流部隊を20体としました。

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 ケイオスの眷属でありながら、現行のビーストマンは暗黒神の烙印を刻めません。しかし、タムルカーン・キャンペーンではビーストマンの軍勢もアーミーに加えることが出来るので、見栄えが良くなるようにナーグルカラーで作ってみました。

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 以前にはベスティゴールにはナーグルとコーンの専用モデルがあったり、A0Sではティーンチ神に仕える獣人があるようなので、近未来にはひょっとするかもしれません。

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 チャンピオンはプラ製のベスティゴールのビッツパーツがあったので、それっぽく作ってみました。本隊の軍旗持ちは他社製品ですが、並べてみたらチャンピオンより立派だし、バーナーが邪魔で並び難いし。
 ただ部隊のアクセントとしては良い味になっています。徒歩のASBは別に純正品の名作があるので、彼の登場場所はここしか無いと判断しました。

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