新 沖縄ハンマー Warhammer Fantasy Battle Fan

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カテゴリ:コレクションルーム > コレクションルーム ビーストマン


 塗ってしまおうと思っていたミノタウルスのミニチュアがほぼ完成しました。

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 ミノタウルスはビーストマンアーミーの中で、唯一どのような敵にも立ち向かえるAランクのユニットだと思っています。テクニカルでゲリラ戦的な部隊の多い獣人アーミーで、正々堂々とぶつかり合える貴重なユニットです。

まずはGW製を中心としたAチーム(吉〇家チーム)

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装備はハンドウエポン+シールド、二刀流、グレートウエポンから追加ポイントを払っての選択制です。基本装備がハンドウエポンとライトアーマーですので、シールドを装備してもASでの防御は期待出来ません。また、受け流しのWSも、狂乱を手にしてしまえば効果がありません。

ミノタウルスの最大の売りは、スペシャルルールの“血肉への渇望”です。これは「戦闘」の勝者になると「狂乱」となり、勝者になる度にその効果は蓄積されます。つまり最大回10!

 その為、もっとも効果的な装備はグレートウエポン、次に二刀流だと思います。敏は3で早くはありませんので、グレートウエポンのペナルティである「後手」はあまり気になりません。

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 その上彼等は「インパクトヒット1」を持っており、さらにモンスターインファントリーの「踏みつけ」まである悪夢のようなユニットです。


次はGW製を中心としたチームB(す〇家)です。
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ただし彼等にも欠点があります。まずは異様に高ポイントであること。1体55pでグレートウエポンを装備させると60pを超えてきます。これを6体でユニットを組むと300p超え、コマンドグループを加えると350p超えです。

2000p程度の軍ではかなり大きな負担になります。

さらに士気が7 7です!人間の民兵や雑魚オークと同じメンタルです。しかも最初は「狂乱」が付いていないので、パニックテストであっと言う間にサヨナラします。

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このメンタルの脆さをカバーするのが、ミノタウルス・キャラクターの合流です。ミノタウルスキャラクターは合流先にも狂乱を与える能力を持つので、メンタルの脆さをある程度カバー出来ます。

このGWユニットは二つ合わせてホード(大軍)陣形が組めます。
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 ホードを組むと3列目まで支援攻撃が出来、モンスターインファントリーは支援攻撃が最大回3なので、6×3×3で単純に54回殴れるのです。恐ろしい破壊力。

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ただし、前述の様に士気に課題が有り、キャラクターの保護がないと、焔の呪文で一発士気崩壊して退場。700p近くが消えると、戦力的にも精神的にも立ち直れません。

GWユニットには次の3体が合流しています。
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 AoW社が2体とリーパー社が1体です。旧GW製もいくつかあるのですが、体格があまりにも異なっているので今回は見送りました。

つぎはゼロテ社のユニット
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 マルチパーツではありませんが、表情豊かで格好いいミニチュアです。この手のミニチュアの使用は賛否あるとは思いますが、FBでの集会では公式ショップで無い限りは問題はありませんでした。

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 コレクションも進んでくると、こんなミニチュアも欲しくなります。FBにはオリジナルの名前や設定をつけたキャラクターや部族を考える楽しみもありました。

こちらはScibor社のユニットです。

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ゼロテ社と比べると装備も大人しいのですが、大柄で圧倒的な存在感があります。もう少しバリエーションがあれば、コイツでホードも組みたいですね。

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Scibor社のミニチュアはセンスがいいものが揃っているのでお勧めです。個人的にはFBの終焉の原因のひとつにこのようなメーカーの存在があったと思います(それを買った僕にも)。GW公式はしきりにこのようなメーカーを攻撃していましたし、FBの後を受けたAoSは他社製品が入りにくい世界観を作っていったように見えます。どでかいアーミーを持たせるよりも、こまめに様々なアーミーを遊ばさせようとした意図が感じられました。

もしFBが復活するならば、エルフ・オーク・ドワーフで復活して欲しいと思います。

 ミノタウルスのユニットにはキャラクターの合流が大切です。
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ゼロテのロード級キャラでミノタウルスアーミーを作るなら、ジェネラルになるミニチュアです。40mmベースでは手狭なほど大柄なミニチュアです。

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 GWのキャラクターです。GW製もガッツリ買っています。しかし、キャラがこれだけでは寂しすぎる・・・わかって欲しいな。

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 ASB用のキャラとフルアーマー・ミノタウルスです。「白銀の鎧」装備として使ってみたいです。

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ビーストマンはタムルカーン・キャンペーンではタムルカーン陣営として使用可能ですが、ゴールやアンゴルには魅力は感じませんが、ミノタウルスは是非とも使ってみたいです。


 ビーストマンのキャバルリーユニット、センティゴールです。一般にはケンタウロスと言ったほうが解りやすいかもしれません。
 ハリーポッターのケンタウロスは思慮深い種族でしたが、こちらのセンティゴールは酔っ払いの獣人です。
 足はある程度速いのですがファストキャバルリーではなく、攻4スピア装備で回2と攻撃力は高いのですが、重騎兵ではありません。このどっちつかずの能力が彼らを使いにくくしています。
 ライトアーマーとシールドを装備し、騎乗の効果でASはさらに1低下してAS4。オークのボアボゥィと同じく、重騎兵とは呼べない防御力です。
 
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 獣人ですが待ち伏せは出来ず、その代わりにスペシャルルール「酔いどれ」があります。これは彼らの酔っ払い度を判定するルールで、ゲーム開始時にD6を振って判定します。1~2で素面(敏+2)、3~4で二日酔い(獣人テストリロール、移動-2)、酔っ払い(鋼鉄の意志)です。しかし、どれをとっても微妙な能力で、せめて狂乱か心理ルール無視が欲しかった。
 
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 オプションでグレートウエポン、スローイングアックスが選べます。スローイングアックスは微妙(ファストでないので)ですが、グレートウエポンは回2との相乗効果でなかなかのもの。

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 ただし、士気値が低く(7)、パニックテストや恐慌チェックに簡単に失敗する情けない騎兵であることは変わりません。
 
 重騎兵のような安定した防御力も無く、ファストのような機動力も無いのでなかなか使い辛いユニットです。
今回は10騎と6騎で2部隊編成が可能になりましたが、出番が何処まであるかは不明です。

 チャンピオン兵にラッカム社のミニチュアを使います。
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 動きが有り、個性的で素晴らしいミニチュアです。頭部だけはGW製を使うことで、統一感も持たせました。

また専用キャラのゴアフーヴを合流させるとコア扱いになります(ゴアフーヴは155pで高すぎ)。

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 コア枠が脆弱なので、アーミーの密度を上げるには良いのですが、あくまでもユニットチャンピオン扱いのキャラクターなので使い方が限定されています。ただ、彼が戦死するとビーストマンの全軍の指揮が+1されるのは非常に有用なので、大規模戦なら特攻隊として有効かもしれません。

ミッドンランド州を荒らし回った“片眼の”カズラックは、人間達に忌み嫌われた獣人王の一人です。ミッドンヘイム選帝侯と激しい戦いを続け、一度は片眼を奪われる苦渋を嘗めますが、グリミンハーゲンの戦いではミッドランド軍に壊滅的な打撃を与え、今や帝国北部の諸選帝侯に恐れられる存在です。
カズラックは単なる力押しをする獣王ではなく、知略と狡猾さに長けた指揮官でもあります。彼は度々帝国の諸侯を翻弄し、勝利を得ています。


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“片眼の”カズラックは古くから名の知れた獣人達のロードです。キットは20年以上前のキットで、頭部が違うバージョンも存在するようです。


カズラックは軍の先頭に立って、諸将をなぎ倒すような武闘派キャラではありません。
攻5 耐5 回4でロード級としては平凡な能力です。マジックウエポンも複数の敵にダメージを出す鞭と、敵のマジックウエポンを無効にするヘヴィアーマーのみ。
片手に持つ剣はただのハンドウエポンです。

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 彼の知略を表現するスペシャルルール“獣の狡知”は、獣人の待ち伏せをリロールする能力です。

 ビーストマンのキャラクターはモンスターには騎乗出来ませんし、彼はスペキャラなのでチャリオットにすら乗れません。

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はっきり言ってしまうと、通常のロードに好みのアイテムで強化する方が使えるジェネラルになるでしょう。

しかし、ビーストマン・アーミー補足時からの伝統的なスペキャラです。大事に使っていきたいです。

ジャバースライスはヒキガエル・沼地竜・節足動物を合わせたような、おぞましい姿の怪物である。その姿は敵に狂気を与える。
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 ビーストマン・アーミーに7版から登場したジャバースライスです。残念ながらコイツが登場した頃のGWはファインキャスト一色だったので、メタル
版は存在しません(たぶん)。

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 攻5耐5傷5の飛行可能モンスターですが、特殊能力が優れています。
特に惨いのは「狂気のオーラ」。各マジックフェイズ開始時に、ジャバースライスの周囲12インチの敵兵(心理ルール無視は除く)は、士気テストをし、失敗すると成功値をオーバーした出目分だけAS不可のダメージを受けます。各マジックフェイズなので、飛行して味方の後方に着地されると大混乱に、とくにウォーマシーンや射撃兵などの後方部隊は深刻なダメージが出ます。

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 また、射程12インチ 攻5の射撃が出来たり、ジャバースライスにダメージを与えると、1ダメージにつき攻5の自動ヒットを1回喰らいます。強酸性の返り血を浴びるのです。

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 他にも毒攻撃・心理ルール無視・恐慌・ラージターゲットなどの特別ルールを持ちます。ビーストマンは弱いと言われますが、こんな奴が2~3匹やって来たら、コイツらの駆除だけで味方は混乱し、苦戦することは間違いありません。

 ビーストロード ゴルソールは獣人達のなかで最も偉大で優れた王である。彼は自ら暗黒神の寵愛を最も受けた獣人であると豪語し、その寵愛の証として邪悪なオーラを身にまとい、シャーマンではないものの魔力のオーラを解き放った。

 彼は忠実な御者であるバグラールが操る巨大なタスクゴール・チャリオットに乗り込み、中央山系を荒らし回った。

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 8版環境(ビーストマンは7版まで)ではそれ程凶悪とは思えませんが、ゴルソールは獣人界最強の王であります。
 彼は毎フェイズごとに、「死の魔法体系」から1つの呪文をジェネレートし、バウンドスペルとして使用出来る。(スペシャルルール・暗黒神の寵児)

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またマジックウエポンであるスピア「えぐり」は、必殺の一撃のスペシャルルールを持ち、チャリオットには「マグラールの髑髏」(インパクトヒットのリロール)を装備し、将の威厳が18インチ周囲まで影響する「獣王のマント」を装備する。

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 能力的にも攻5耐5傷3気9の標準的ロードで、それほど優秀では無い。彼が乗るチャリオットも標準だが御者のバグラールだけは、通常の御者よりやや能力が高い。

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 オリジナルのキットも古いキットであるが、指揮能力の高さ(広さ)を考えるとm最強の獣人軍団は彼が率いるしかないのが辛いところである。

 そこで、今回はチャリオットを各種キットの寄せ集めでグレードアップしてみた。

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 車体はケイオスチャリオットで、タスクゴールは新プラキットのボアボーイに手を加えてみた。
また御者のバグラールも他のキットを流用している。

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さらにチャリオット粉砕時は、ゴルソール自身が徒歩で戦う可能性もあるので、25mmベースごと着脱可能にしてみました。

タムルカーン・キャンペーンも次は2戦ほどビーストマンとの争いになるので、彼の活躍も楽しみです。

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