新 沖縄ハンマー Warhammer Fantasy Battle Fan

ウォーハンマー・ファンタジーバトルにこだわるおじさんのブログです。 沖縄でファンタジーバトルを始めてみたい方なら、できる限り応援します。

カテゴリ:コレクションルーム > オウガ キングダム

“金歯の”グリーザスはオウガキングダムが7版でアーミー登録されてから、オウガキングダム最強のキャラクターでした。

IMG_3565
でっぷりとした巨躯はノブラー達に支えられ、オウガ最強とは思えない姿で戦場に現れます。

彼の一番の武器は「金」です。彼は手下のノブラー達を使って、莫大な金銀宝石をばらまきながら戦います。
彼は敵ターンの開始時に、多額のワイロを使い18インチ以内のD3数のユニットを金の力で「愚鈍」に出来ます。最大3つのユニットを問答無用で「愚鈍」に出来、心理ルール無視などの効果も無視出来るようです。
接近戦中のユニットにはあまり効果はありませんが、これから移動や射撃・呪文を唱えようとするユニットにとっては、1回休みになる被害が出ます。

IMG_3566


また、周囲18インチの戦闘結果にも金の力で+1することが出来ますし、再集結テストも自動成功させることが出来ます。
IMG_3564

しかし、グリーザスの力は「金」の力だけではありません。彼の「覇王の冠」はWS4と合流するユニットに「心理ルール無視」の効果を与えます。また、彼の「タイタンの王笏」は接近戦攻撃の攻を10にし、D3ダメージを与えます。
 
今回は彼が合流するオウガ部隊も作成しました。

IMG_3568
アイアンフィスト装備のオウガユニット18体です。ガットプレートは金に近い色合いにし(実際には真鍮?)、グリーザスの親衛隊らしい雰囲気を出しました。

IMG_3569

グリーザスの合流についてはルール上で少し疑問があるのですが、グリーザスのベースサイズでは、オウガユニットに綺麗に合流し難いのです。アーミーブックでもオウガユニットに合流していない様に見えます(67p)。

IMG_3570

ただグリーザスのスペシャルルールには、合流を前提とした一文が見られますし、ユニット兵種もモンスターインファントリー扱いで、ノブラーに乗っているキャバルリー扱いではありません。実際にグリーザスの能力値にはノブラーの数値が一切記入されていません。強いて言うとノブラーに運ばれているので、通常のオウガが移6に対して、グリーザスは4しかありません。

IMG_3571

 よって今回はグリーザスは彼の親衛隊にガッツリ合流させて登場させます。その方が絶対に「らしい」と思いますよね。

“屠殺人”スクラッグ


スクラッグはレベル4のスローターマスターで、大アゴ様の呪文体系を扱う。彼はささやかなミスから両手を奪われ、大鍋を引きずって生きる性を背負わされた。彼は生き残るための苦難のなかで、ゴウガー達の支配者となり、ゴウガーと共に戦場に現れる時、彼の本領は発揮される。
IMG_3575

残念ながらミニチュアはGWオリジナルではありません。オリジナルは絶盤品で有り、オークションで購入しても非常に高価になってしまいました。

IMG_3576

スクラッグはレベ4のスローターマスターですが、その真価はゴウガーと共に戦う時に発揮されます。

 まずスクラッグをアーミーに迎えると、本来単独行動のゴウガーが2体までのユニットを組むことができます。戦意喪失をしないゴウガーが、歩兵ユニットにとってどれだけ厄介な存在か判る人は、この重大さが理解出来るでしょう。

IMG_3577


 また、スクラッグ又はゴウガーが白兵戦で敵を倒せば倒すほどに、双方に恩恵が与えられます。

 1体以上では
  スクラッグ → 再生能力   ゴウガー → 全て出現
 5体以上では
  スクラッグ → 回+1     ゴウガー → 回+1
 10体以上
  スクラッグ → 憎悪      ゴウガー → 憎悪
 15体以上
  スクラッグ → 戦意喪失しない
  ゴウガー →  再生能力

 この倒す兵数はスクラッグと全ゴウガーの合計であり、効果は累積されていきます。 

IMG_3578


ゴウガーに関わるルール以外では、スクラッグは通常のスローターマスターと違いはほとんどありません。そのためスクラッグをアーミーに招くのならば、たっぷりとゴウガーを準備しなければ意味がありません。その意味ではスクラッグは使い難いキャラクターかもしれません。

“はらわた処刑人”ブラッグ

 オウガの筆頭処刑人であるブラッグは生まれながらの処刑人であり、これまで多くの王や英雄を屠ってきた。

IMG_3572

 ブラッグは一騎打ちに特化したオウガです。能力的には通常のオウガのヒーローと差異はありません。
 ただ彼の特徴はブラックオークの英雄から奪った武器を、彼なりにアレンジして完成させた“大腹切り刃”にあります。

IMG_3573


 “大腹切り刃”は両手持ちの武器でブラッグの攻を1上げます。さらに一騎打ちではこの武器は「究極の必殺の一撃」の能力を持ち、ブラッグが一騎打ちで敵を倒した場合、ブラッグとベースを接している全ての敵は、そのターンの間「隊列崩壊」状態になります。

IMG_3574


 なのでブラッグは度々有名なジェネラルの護衛役となり、ジェネラルに挑んできた敵の首を刎ねてきました。

リードベルチャー スペシャル モンスターインファントリー 20体

オウガの射撃兵・リードベルチャーです。リードベルチャーガンはエンパイアやドワーフとの戦いで手に入れたキヤノンから作成されます。オウガ達は軽々とその砲身を抱え込み、黒色火薬を詰めてから砲身に金属製のガラクタを詰め込み発射します。
 不思議なことにリードベルチャーガンは暴発することはありません。これは散弾銃のように単純な射撃のせいかもしれませんが、彼等は拾いものの砲身を見事に使いこなします。

IMG_3559
IMG_3559

 攻4 鎧を貫通 の弾丸を24インチまで吐き出します。発射回数は散弾なのでD6回と不規則ですが、6体で運用するとすると平均で24発のブリットを打ち出します。さらに驚くべきは移動後の射撃が可能な上に、移動後の射撃修正や連射修正もありません。

IMG_3560

 ただ「遅い射撃」のルールを持つため、迎え撃ては不可能です。また接近戦では通常のオウガと同じように戦いますが、砲身がグレートウエポンになるわけではありません。

IMG_3561

 しかし、リードベルチャーが極めて優秀な射撃兵であることは間違いありません。火薬兵器でありながら移動後の射撃が可能なので、オウガの隊列に並んで射撃をしながらの前進が可能ですし、ファストキャバルリーや飛行兵などの対射撃兵襲撃部隊も確実に撃退出来ます。

IMG_3562

1体あたりが43pと高価なのは玉に瑕ですが、充分にポイント以上の働きは出来ると思います。回4のチャンピオンとベロウワー(ミュージシャン)にはアップグレード出来ますが、スタンダードベアラーは選択出来ません。

IMG_3563

 また。ホード隊形の旨味はありません。ルール上、射撃目標は1つに限定されますし、射撃に関してはホードルールは有利に働きません。
 なので6~8体程度での使用がベストだと思います。また建物を占拠する部隊にもうってつけです。突入してきた兵にはオウガの打撃を、取り巻く兵にはリードベルチャーガンをで、対処の難しいユニットになります。
 ただ士気は7と低いので士気の底上げキャラの合流は有効です。また積極的に殴り合う運用をしないのであれば、魔法使いの合流にも有効です。ただこれらのキャラが前面に配置されると、射撃の可能な兵の数が少なくなる可能性はあるので要注意です。



【“人喰い”ゴルグファッグ】

 伝説の人喰い(マンイーター)であり、最強の傭兵団長であるゴルグファッグは、オールドワールドのあらゆる場所で武名をとどろかせたオウガである。彼は夥しい財宝を手に入れ、失ってきた。それは彼の放浪癖に由来する。彼はマンイーターの団長にはなっても、族長になることは望まなかった。一ヵ所に留まること善しとしなかったゴルグファッグは、好みのマンイーター集団と共に多くの戦いに勝利し、敗北した。
 しかし、彼は今も戦い続ける。殺し合いの高揚感と財宝を得る達成感を得るために。

IMG_3176

 ゴルグファッグは数少ないオウガのスペキャラの一人です。数値的にはブルーザー(ヒーロー)と大きな違いはありません。(射+1 回+1)
 しかし、ポイントはブルーザーが106pに対して260p、2倍以上の高ポイントです。

IMG_3177
彼の優れた点はマジックアイテムが不確定であることです。初期配置前に2D6×10pのマジックアイテムを選べます。期待値では70pですが、このポイントが260pに含まれます。ただし、マジックアイテムのルールは適応されるので、アーミー内で同じアイテムは選択出来ません。

IMG_3179
 次に彼はマンイーターの団長であることです。アーミー内のマンイーターを1部隊、ゴルグファッグのマンイーター部隊として選択出来ます。ゴルグファッグのマンイーター部隊は全ての同盟部隊との間でも「信頼出来る同盟」を得ることが出来ます。

IMG_3180
 まぁ、彼の持つスペシャルルールは限定的で、ポイント通りの効果があるかは疑問ですが、格好いいことには変わりありません。

IMG_3181
 マンイーターあるところにゴルグファッグ有りで使っていきたいですね。

↑このページのトップヘ