新 沖縄ハンマー Warhammer Fantasy Battle Fan

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カテゴリ: WH8版 戦力図鑑 ディーモン

【ビースト オブ ナーグル】 スペシャル

 ナーグル神の疫獣、のたうつ腐敗と呼ばれし怪物がビースト オブ ナーグルである。体躯は牛馬を遙かに上回り、その破壊力は人間の及ぶところではない。概ねは大地を這い回り、不潔な滑った躯に複数の触手を持つ。
 粘液と唾液にまみれ、いずれも強力な猛毒となる。敵はこの毒で倒れるか、強力な触手でなぎ倒されるか、巨大なアゴでかみ砕かれる。

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 その容姿はあまり解っておらず、様々な形状の目撃談が上がっている。
GW社のキットも以下の様に、時を隔てて様々に変化する。

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写真の右から古い順に並んでいる。共通するのは地を這うような容姿と多くの触手である。時期によってこれだけデザインが変わるミニチュアも珍しい。これはビースト オブ ナーグルが一定の定型を持たないことに由来するのではないか。ズルズルでウネウネでグニャグニャだったらそれはビースト オブ ナーグルである。

そこで様々な代用モデルで楽しむことが出来る。

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 こちらはリーパー社のビーストたち。古くからあるキットだが、最近はBonesという安価なキットもあるので入手し易い。ただこいつらは人懐っこい獣感があまりない。

次はこいつら
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 こちらもリーパーの「地下からこんにちは」ビーストである。触手はないがヌメヌメ感は立派なもの。隣のディーモンっぽいやつは、フェンリル社のものである。

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 そしてラッカム社のキット。どちらかというとコイツらがベストビーストな気がする。

 ビースト オブ ナーグルは腐敗神の疫獣であり、隊列を組む優秀なモンスター・ビーストである。攻4で回D6+1で2~7回の攻撃力。しかも毒攻撃と魔法攻撃である。
 防御力もASは無いが、耐5で傷4、再生能力を持ちなかなかの防御力である。

 さらに特別ルール“寂しがり屋”は、それぞれのビースト オブ ナーグルがユニットチャンピオンの様に一騎打ちが出来る。人間タイプとは殴り合えば良いし、敵が格上のモンスターならば一騎打ちを連続で選択して、時間稼ぎも出来る。

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 数を増やしてホードを組めば、爆発的な破壊力を持つユニットである。


 

“追放されし者” “憤怒の死神” スカルブランド Skarbrand the Bloodthirster

 コーン神に仕えし最凶の悪魔。かつてはコーン神の最強の戦士であったが、ティーンチ神にそそのかされ反逆し、奈落に落とされ翼も奪われなおもコーン神の命により戦い続けるグレーターディーモン。

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昔から有名なコーン神のロード級スペシャルキャラクターです。

ブレスウエポンを持ち、AS不可の両手斧、さらに敵味方全てに憎悪のスペシャルルールを与えます。彼が戦う戦場は、敵も味方も憎悪に満ちて、血みどろの戦場になるでしょう。

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喧嘩上等、殴り合い専科のスカルブランドです。無双のイメージですが攻6・耐6と無敵を詠える程では無いような。回も狂乱とベアウエポンのルールで8です。ただ、敏10・接10なので一騎打ちでは大いに期待できそうです。

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ただ残念なのは飛行が出来ないこと。敵ジェネラルを一騎打ちで倒すにしても、飛行が無いと雑魚に捕まってままならないなんてことに。

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モデルは通常のブラッドサースターと一部コンパチですが、専用の翼と武器を持ちご機嫌の出来です。大きさは翼まで入れると大きいのですが、本体だけだとやや小さめ

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ポイントは610pと高額ですが、これなら400pのブラッドサースターに追加ポイントをかけて強化する方がいいかもしれません。

まぁ、男のロマンみたいなユニットです。

ナーグル・ディーモンのスペシャル枠にあるビースト・オブ・ナーグルは非常に強力なモンスター・ビーストです。


これまでの公式ミニチュアは

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 どちらもメタルで左が新しく、右が旧モデルです。40mmベースで、これだけデザインが違うとビースト・オブ・ナーグルの実態がなかなか掴めなかったのです。

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 モンスター・ビーストなので隊列を組んで戦えます、攻4・耐5・傷4で毒攻撃と再生能力を持つディーモンです。
さらに怖いのは回がD6+1回。2~7回の攻撃回数を誇ります。これが3×2の隊列を組んで7回攻撃になると・・・42回攻撃です。

同じウニョウニョを数多く揃える気にはならなくて、代用ミニチュアを使ってきました。

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 左がリーパー製、右がフランスのフェンリル製です。どちらも得体の知れないモンスター感は出ており、リーパー製はまだ在庫が数点あるはずです。

 しかし、先日、新プラのビースト・オブ・ナーグルをゲットしました。早速組みましたが・・・


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 デカイ!!40mmベースでは収まり切りません。価格もデカイのですが、角40mmベースのFBではちょっと苦しい大きさです。デザインはフレーバーテキストさながらの愛嬌のある気持ち悪さが出ていますが。

 なお、タムルカーン・キャンペーン用に数点のビースト・オブ・ナーグル用キットを準備していました。

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左の2体はラッカム製、右はクロムレック製です。

タムルカーン・キャンペーンに今後ナーグルディーモン軍団が参戦しますが、その為にもナーグルディーモン強化は急務です。
 GWの新プラがもう少し小さければ複数購入もあったのですが・・・・








ブラッドレターはコーン神に仕えるレッサーディーモン、要するに雑魚兵です。ただ、コーン神の配下にはコア兵はこいつしかいませんので、ディーモン・コーン・アーミーには必需になる部隊です。


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 ディーモンは周囲の魔力を吸収して実体化します。強大な悪魔になればなるほど多くの魔力を必要としますが、レッサーディーモンたちは僅かな魔力でも実存し続けることが出来ます。

 よって、彼らには装備という観念がありません。能力の高い悪魔は別として、雑魚ディーモンたちは鎧の様に見えても、剣のように見えてもそれはディーモンの身体の一部でしかありません。よって他の兵のような装甲や盾で身を守るアーマーセーブ(AS)は原則ありません。ただし、ブラッドレターは硬い皮膚を持ちAS6を誇ります。ただ、AS6はゴブリンの皮の鎧や貧粗な盾と同じ防御力ですから、あまり期待は出来ません。
 代わりにディーモンたちはデモニックオーラと呼ばれる防御を持ちます。ワードセーブ(WS)と呼ばれる特別な保護力で、ディーモンたちは皆WS5を誇ります。ASは強大な打撃の前には無力化するのですが、このWSはドラゴンの一撃でも切り抜けることの出来る優れものです。WSのおかげで、ディーモンは何とか戦えるのです。

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 ブラッドレターはレッサーディーモンの中でも攻撃的なディーモンです。能力値は
 移5 接5 射5 攻4 耐3 傷1 敏4 回1 気7

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 接近戦の技術力を示す 接 はエリート兵以上の数値です。攻4 もコア兵としては優秀ですし、その上ブラッドレターの武器ヘルブレイドは必殺の一撃スペシャルルールを持ちます。またコーン神の烙印を持つディーモンは、突撃成功時には攻+1の特別ルールがあるので、イケイケで突撃した時のブラッドレターは強力です。
 ただし、耐3はいけません。普通の人間やゴブリン並の耐久性です。WS5が唯一の救いですが、守勢に回ると脆く、特に射撃には注意が必要です。

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 ディーモンは心理ルール無視の特別ルールを持つので通常は不安はありませんが、接近戦で敗北した際は「不安定化」と呼ばれるスペシャルルールがあり、敗走しない代わりに急激に味方が実態を失っていきます。キャラクターを合流して士気を上げる必要があります。

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 7版までのブラッドレターは大柄な鬼の様なデザインでした。8版になってグッとスリムになりましたが、迫力としては旧メタルブラッドレターかな、と思います。ただ、8版からジャガーノートや各種戦車に乗れるようになっているので、その点は現行品が様になりますね。

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新しくコーン・ディーモンを始める方は、ブラッドレターは現行プラ製で、ヘラルド(キャラクター)としてオークション等で手に入れておくのも良いかもしれません。今ならまだ手に入りますので。

 ディーモンアーミーの最終兵器 グレーターディーモンです。 スラーネッシュ神に仕えるグレーターディーモンは キーパー オブ シークレット(秘密の番人)と呼ばれます。

 圧倒的なスピードを誇り、飛ぶがごとく大地をかけ、巧みな技と多数の手数で敵を瞬時に切り刻みます。他のスラーネッシュ神の使徒に見られるような、破壊力・耐久力の見劣りもありません。残念なのは飛行出来ないこと。ベースサイズが大きいので、きっちりと戦列を組まれると、背後に回り込むことが出来ません。初期配置に注意が必要です。

 残念ながら四大暗黒神の中で、未だにプラ化されていません。そろそろ来る頃ですが、快楽神の信者達は現行のおぞましい姿のメタルキットを使うしかありませんでした。

 しかし、救いの手はフォージー様から差し伸べられます。フォージーワールド社製のシークレットキーパーの格好いいことエロいこと。

 今回はメールストローム社のそれっぽい奴を作成しました。

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 フォージー様のキットと比べると、気品が有り、美しさがあります。ただ、体格は多少小柄なので、ベースを盛り上げて誤魔化してあります。

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 この会社はGWに喧嘩を売るような、ファンにとって痒いところに手が届く様なキットを連発しています。

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 ベースを重増したことで、あまり遜色が感じられません。 

 当初は『ストームオブマジック』の中に、EXキーパーオブシークレットが登場するので、フォージー様はEXの方に思ったのですが、この感じならどちらもキーパーオブシークレットとして使えそうですね。

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 実はもっとゴッツいEXキーパーオブシークレット候補のキットがあるので、またいずれ。

 ただし、今回の二体を含めて、快楽神の尊大悪魔は妻の前には出せません。人目につく公民館などの会場もダメかな?


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